ニコチンに発癌リスクはあるの?

喫煙者の方も非喫煙者の方も、ニコチンという物質の名前も知らないという方はほとんどいないのではないでしょうか。
もちろんニコチンは、タバコに含まれる有害な物質であり、身体に悪影響をもたらすという認識で間違いありません。
ただ、タバコには発癌リスクがあるという事実がよく知られていますね。
これはニコチンに発癌性があるから、という認識を持っている方が相当数いるのではないでしょうか。
一般的にタバコイコールニコチン、という図式が出来上がっているので仕方ないかもしれませんが、実はニコチンには発癌リスクは確認されていません。
発癌リスクがある物質というのは、タバコに含まれるタールなのです。
では、ニコチンにはどんな有害性が認められているのでしょうか。
まずは、血管を収縮させたり血液を凝固させたりして動脈硬化を進めてしまったり、血液自体をドロドロの不健康なものにしてしまうということが一つです。
心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高まるとされていますね。
また、女性ホルモンの分泌を阻害し、美容的にはシワやシミなどが増えたり老化を促進したりします。
生理不順や排卵障害などの原因ともなりえます。
それから、やはり最も良く知られている害というのは依存性ですね。
脳に作用して、タバコがきれるとイライラしたり集中力がなくなったり、ひどくなると手のふるえなどの禁断症状が出るようになります。
この依存性が最も恐ろしく、有害性があるとわかっていてもタバコを吸わずにいられなくなるのです。
ですから、禁煙外来などで処方されるニコチンパッチなどに勿論発癌リスクはなく、まずはニコチンそのものを吸収させて禁断症状を抑えて、徐々に依存症から脱却させるという方法がとられているのです。